interview

Sundayカミデ
アルバムインタビュー

TEXT/真貝 聡

4月10日にワンダフルボーイズが『We are all』でメジャーデビューをする。Sunday(カミデ)さんがインタビュー中に「いかに『この現象がありえなかったか』ということですよね」と話す通り、この吉報に彼らを知る誰もが胸を躍らせた。それと同時になぜ今なのか?という疑問も浮かぶ。Sundayさんにメジャーデビューを果たした理由と、バンドのこれからについて迫った。

メジャーで音楽を出すというのはバンドの新しいあり方を提示できるなって

10代の頃からSundayさんのライブを観に行ってた人間としては、こうやってインタビューできることが嬉しいですよ!

Sunday:いやいや、こちらこそありがとう!

今作を通して、いよいよワンダフル(ボーイズ)が売れることへシフトチェンジしたのかなと思っているんですけど。

Sunday:本当にいろんな人に聴いてほしいし、観てほしい。そうやって人に届けること自体が音楽の醍醐味なので、それが一番やねんけど……だからって売れるための音楽とか、年齢的に売れないとか売れるとか、そういうことを考える時間は無駄かなと思ってて。どれだけいろんな人と会って面白い時間を作り出せているかっていうのが、人生にとっては大事かなと思ってます。年齢も若くて、音楽性も時代のニーズと合っている人は間違いなく売れるけど、そうじゃない人もいて。僕なんて全然そこに入らないけど、ここに来てメジャーで作品を出すというのはバンドの新しいあり方を提示できるなって。

「新しいあり方」ですか?

Sunday:ワンダフルボーイズのメンバーに、3人が僕より10歳以上若い人がいて、あとの3人は30歳前後と40歳前後。10歳の差がバンドの中であんねんけど、こういう形も中々珍しいよね。20代のメンバーって、本当は同世代でバンドをやっている予定だったわけじゃないですか。それがどういうわけか、ワンダフルボーイズで10歳以上も上の人とバンドをやるって、僕が若いときだったら絶対にありえなかった。だけど、それをアリにするのが今回のメジャーデビューする1つの醍醐味かなと思ってます。

いかに『この現象がありえなかったか』ということですよね

Sundayさん自身は3回目のメジャーデビューになるんですよね。

Sunday:なんとなくそうね。天才バンド、ライトガールズ、ワンダフルボーイズで30代後半から立て続けのメジャーで。なんか……それはそれですごいよね。『そんな人は今までいなかった』と書いてください。

2人目を合わせて 笑!

でも本当にそうですよね。そういえば、ワンダフルがメジャー行くと決まって周囲の人も驚いたとか。


Sunday:そうっすねぇ! 大阪の人も東京の人も、天才バンドのときはメジャーデビューすることに対して『へぇ〜、イイっすね!』という感じだったけど、ワンダフルボーイズに関しては会うたびに『メジャーデビュー、改めておめでとうございます!』みたいなお祝いの言葉をめちゃくちゃ言ってもらえる。

「東大どころかハーバード大学に受かりましたね」くらいの。

Sunday:いかに『この現象がありえなかったか』ということですよね。ホンマに会う人、会う人がお正月の挨拶よりも改まって『直接言えてなかったんですけど、メジャーデビューおめでとうございます!』とすごかったですよ。良い年齢でも良いタイミングでもない。“タイミング的にどうこう関係なく良いバンドは存在する”というのを、ワンダフルボーイズがメジャーデビューすることで証明してくれるんじゃないかと。そういうみんなの期待を背負って今回のCDを出すわけです。

『ワンダフルボーイズとは何か?』という説明を1発で出来るように意識しました

これまでとアルバムを作る環境は変わりました?

Sunday:マスタリングはビクターのスタジオでやらせてもらって。エンジニアの方もこだわってお願いしました。ライトガールズのときのエンジニアさんがすごくやりやすくて。

収録曲の選別も気になっていて。あくまでワンダフルの最新作をリリースするテンションで考えたのか。それともメジャーということで、初めてワンダフルを知る人やいろんな層へ向けた集大成を作るつもりで考えたのか。

Sunday:どっちもありますね。ただし全曲新曲というのはちょっと違うなって。メジャーデビューして1枚目のアルバムなので、今までとこれからのすべてを表現しないといけないと思って選曲しました。前身バンドのしゃかりきコロンブス。から歌っている『君が誰かの彼女になりくさっても』『天王寺ガール』もあるし、A.S.Pでも歌ったり、奇妙(礼太郎)くんも歌ってくれた『エビバリスウィング』も入ってる。今回は『ワンダフルボーイズとは何か?』という説明を1発で出来るように意識しました。

改めてメジャーデビューが決まって、どんな心境ですか。

Sunday:僕、番長、ミッキー(林 未来彦)は自分のやってきたバンドでメジャーデビューをしているから良いんですけど。若いメンバーのクスノ(is世界平和)、アツム(ワンダフル)、ニーハオには20代の一番素晴らしい時期をもらったわけじゃないですか。若い子が一回ご両親に『メジャーデビューすることになった』と報告することができたのは、めちゃくちゃホッとしましたね。それだけミュージシャンにとっては影響力のあることなんで。まぁ……ここからですよね。

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