liner notes

エビバリスウィング

TEXT/真貝 聡

Sunday:19年前、『Love sofa』というイベントをやり始めたときは日曜日のオールナイトだったんですよ。毎回お客さんが何百人と来てくれるくらい好評で、僕らも若かったから日曜日の夜から月曜日の朝まで遊び倒すんですけど、最後の出番は朝4時30分なんです。“その枠に出演してくれ”って友達のバンドとかゲストの人には頼みにくいじゃないですか。そしたら“4時30分用のバンドを作ろう”と結成したのがTHE ローレルズのはじまりでした。

THE ローレルズは、ブルースを基調に日本語を歌うブラス・ロックバンドだった。メンバーは固定していなかったので、その日によって主演者も異なる。Sundayさん曰く「THE ローレルズとしてステージに立ったことがあるミュージシャンはおそらく50人くらいいてると思う」そうだ。そして思いの外、バンドは注目を集め『Love sofa』のみならず、他の対バンライブやアパレルブランドのライブショーも任されるようになった。

Sunday:僕の曲で『ビューティフルグッバイ』とか『ロッケンロールベイベー』のサビはこの頃に作っていたんです。全然違う感じだったんですけど、「ありがとうございました! THE ローレルズでした」と言って最後の曲は、サングラスをかけた10人以上の男が<ビューティ ビューティ ビューティ ビューティフルグッバイ>と言ったら、みんなも返してくれて。ちなみにTHE ローレルズを解散しようか、というときの最後に出来たのが『One music all right!!!』でした。そういう元になるものがこの頃に作られてます。

それほど盛り上がっていたバンドをどうして解散してしまったのだろうか。

Sunday:そもそも、4時30分に集合して演奏するために結成したバンドなので、活動をちゃんとしていくこと事態に重きを置いてなかったんですよ。『One music all right!!!』のようにキャッチーな曲が出来てしまった以上、このバンドでやるのは違うとなって、ライブ中に解散したんです。その後にキャッチーな曲ができるようなバンドをしようと、しゃかりきコロンブス。を作りました。僕のルーツとしても、『エビバリスウィング』は入れておきたいなと思ったんです。

当時を語らずして、今のSundayカミデもいなかった。そう思ったら『エビバリスウィング』は、ワンダフルボーイズにとって外すことのできないルーツミュージックとも言えるだろう。