liner notes

LOUVRE

TEXT/真貝 聡

Sundayさんが講師となり、心や身体の悩みを解決する授業『NIGHT ACADEMY』に参加したときのことだ。「食事が出てきたら一番好きな料理から食べましょう。基本的に僕の曲も言いたいことから先に伝えるんです」という話が印象的だった。確かに『君が誰かの彼女になりくさっても』しかり『天王寺ガール』しかり、その法則に当てはまる曲が多い。そんな中、『LOUVRE』はワンダフルボーイズの中でも珍しい構成となっている。

Sunday:ちょっと回りくどい言い方をしながらも “結局何が言いたいんやろう”という結論はサビでわかる組み方にしてます。あとは、リラックスを意識して作りました。自分が聴いて寝られるぐらい気持ち良いトラックをアツムワンダフルとPC上で作り込んで、何回もベースとかオルガンとかピアノを自分で入れ直したりして。最後にリリックをはめていく作業でしたね。

去年、奇妙さんにインタビューをしたときにこんなことを言っていた。「安富 歩さんの『マイケル・ジャクソンの思想』を読むと、マイケル・ジャクソンは大事なメッセージをバレへんように発してるらしくて。“右より左が正しい”と言われても誰も聞きたくないし、人間は拒否するようにできてるから無意識に左が好きになるように誘発してる、と。“うわぁ、カミデくんと一緒や”と思った。なるべくポップに伝えるというのは、(Sundayさんも)同じやなって」『LOUVRE』のサビで歌われている<誰もが誰かの special>という歌詞もまた「あなたは誰かにとって、特別な存在なんだ。この世にダメな人なんていない」と人生哲学をたった1行に集約している。

Sunday:『LOUVRE』と聞いたら、ルーヴル美術館が浮かぶと思うんですけど、他にも“銀塊”という意味があって。この曲は「金になれる人は一握りかもしれないけど、それ以外の人でも銀塊ではあるよね」と歌ってます。誰でも輝けるんですよ。