liner notes

CULTURE CITY

TEXT/真貝 聡

真夜中になり街が徐々に眠りだした頃、地下の世界は目を覚ます。受付でチケット代を払って重い扉を開けたら、うなるような重低音と煌びやかなミラーボール。目の前にはお酒を片手に踊っている若者たち。そんなとき、『CULTURE CITY』が流れていたらどんなに最高だろう。

Sunday:テクニカルなことでいうと、19歳の頃にベースラインやリズムはトラックで作っていて。改めて聴いてみたら20年経っても色褪せてないなと思ったんです。

1999年、街を歩けば宇多田ヒカルの『First Love』がいたるところで流れていて、書店ではノストラダムスに関する本が何冊も平積みにされていた。一方その頃、Sundayさんは夜中になると大阪・ミナミにあるアメリカ村を歩き、人が集まる場所を求めてクラブに足を運んでいたという。

Sunday:<真夜中に憧れて Undergroundparty>というのが歌詞にも入っているんですけど。この曲は20年前の僕が何をしていたのかを表していて“次はどこのクラブに行こうかな”とか言いながら、ビートを求めてブラブラしている感じを<泳ぐビートゾンビ>と名付けました。

10代からクラブの雰囲気を体感してきたSundayさんだからこそ、『CULTURE CITY』が生まれた。ちなみにダンスミュージックやクラブ文化は、どのような変遷を辿っているのだろうか。

Sunday:当時の雰囲気も今の雰囲気も基本的には何も変わってなくて、アメリカ村も渋谷もそんなに変わってないと思います。だから懐古というか、思い出して“あの頃は良かったな”というわけじゃないですね。だいたいそんなに変わってないから。けど、あのときああだったなって淡々と歌詞にしました。